スマートメーターとは

スマートメーターは通信機能を搭載しているため、現地での検針作業がいらず、遠隔地での自動検針が可能なため検針スタッフの人件費削減へとつながります。

利用者にとっては引越しの際に検針値を遠隔から確認できるようになるため、立ち合いなどが不要となります。

また、アンペア変更の際は、以前なら立ち会いやブレーカーの取り換える際の停電などが必要でしたが、スマートメーターなら遠隔でアンペア設定も行えます。

さらに、スマートメーターの通電状況を遠隔で確認できるため、災害などで停電した場合も復旧に要する時間を短縮できます。

室内にあるHEMS機器へスマートメーターで計測したデータを送信することで、電気の使用状況を詳しく確認することが可能となり、省エネ・節電への意識が高まるといったメリットもあります。

HEMSとは、Home Energy Management System（住宅用エネルギー管理システム）の略称で、家庭内で消費されるエネルギーを可視化して一元管理するシステムのことです。

家電や電気機器とつなぎ、電気やガスの使用量をリアルタイムでモニター画面を使って確認したり、家電機器の自動制御を行ったりできます。

エアコンや洗濯機などコンセント単位で電気の使用量が把握できるため、無駄なエネルギー消費をピンポイントで発見できるメリットがあります。

また、外出先からスマートフォンで家電製品を操作したり、時間帯によって節電モードなど電気使用量を調整することだって可能です。

政府は、省エネ社会を目指しエネルギー自給率を引き上げるため、HEMSを2030年までには全ての住居に設置するZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）を目指しています。

そこで、HEMSを導入する家庭には国や自治体で補助金制度を設けており、個人負担を抑えながら水道光熱費の削減が図れます。