法人は既にガス自由化スタート済み
電力自由化もそうでしたが、ガスも使用量の多い法人ではすでに段階的に自由化が開始されています。
1995年に大規模工場や大規模医療施設を対象にガス自由化スタートしており、その後1999年、2004年、2007年と小売り自由化が拡大していった経緯があります。
経済産業省の発表によると2007年までに都市ガスの年間供給販売量の6割は既に自由化されており、これまで35の企業が法人向けのガス供給で新規参入しています。
主な参入企業は、東京電力や関西電力といった大手電力会社だけでなく、三井物産、三菱商事、JX日鉱日石エネルギー、国際石油開発帝石、といった総合商社や大手資源開発会社などがあります。
これらの新規参入企業によって平成24年には既に15%以上の大口供給割合を占めており、市場を活性化させています。
小規模商店などは2017年4月から
ガス自由化は、法人か個人かの区別ではなく使用量によって段階的に開放されており、使用量の少ない10万㎥未満の小口業務などは家庭と同じく2017年4月より自由化が開始されます。
これまで大規模法人で培ってきた豊富なノウハウがあるため、2017年4月以降は、既存のガス会社でなくても安心してガスを利用することができます。
小規模商店でも飲食などガスの使用量が多い業種もたくさんあるので、これを機会にガス料金を見直してみることをおすすめします。
まずは、2017年4月の全面解禁に合わせて各都市ガス会社ではお得なキャンペーンを数多く用意しているので切り替えるなら今がオトクになる絶好のタイミングです。